FC2ブログ

日々を奏でて三千里。

唄うたいしんいちのブログ。 気になるコトや頭にきたコト 喜びや悲しみやお茶漬けや秋ウコンまで。 音楽人としていかにあるべきかを 適当に綴った渾身の日記です。

2006年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年01月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

おじいちゃんと話したこと

コーデュロイのズボンを買いました。

いやぁ、俺、ナウい。





今日、お客さんとこでとってもいい話を聞きました。

60才くらいのおじいさん。
その人のお母さんが亡くなった際に、うちでお位牌を購入してくれました。


ほんでゆっくりお茶なんか飲んで日向ぼっこ。
どんどん老けてく気がするぞ~わっはっは。



そのうち

おじいさんの昔話に花が咲き

気付けば一時間以上そこにいたわけですが

その中で、はじめてテレビが村に来た時のことを話してくれました。




当時はテレビのあるうちに
近所の人が大勢集まって
いろんな番組を見ていたらしいんよ。


そのこと自体は『三丁目の夕日』とかで知ってたんやけど

それは「来た時のみのイベント」だと認識しちょりました。




違うんやって。



毎日誰かかれかその家に見に行ってたらしいんよ。
自分用の座布団持って。


信じられる?

そのおじいさんも金曜日に好きな番組があったらしく
夕方のなるべく早い時間から
「場所取り」に行ってたんやって。

なるべくテレビに近い場所を確保するために。


つまり
毎日×②
その家には町中の人が
テレビを見に来てたんよ。
各家にテレビが普及するまでの間。


今ならありえんでしょ?
「・・・・・・うん、うざい!!!」っち言っちゃうね、僕。


ほんとに娯楽が無かった時代なんやなぁ・・・とも思ったし

地域の人間の繋がりの強さにも違和感覚えるくらいビックリした。

ちゅうかほぼ家族やん、それ。



おじいさんは
「今の人は『自分だけ』ってのばっかりや。共有を感じる場所がないのに共存意識なんか持てるわけがねぇ。そんな中で育つ子供達が可哀相やわい」
っち嘆いちょりました。




一人の人間、二人の夫婦だけで
まともに子育てするのって限界があると思うんよ。

お母さんはアパートの密室で半監禁状態で、子供と24時間二人きり。
ノイローゼになるための要素が飽和状態の環境でゆとりなんかないやん?


それじゃなくても
親一人の人生だけで、子供に与える全てを網羅できるわけもなく
「俺はこう思う」って、ずれた価値観のみを受け継いだ子供はどんななんの?
みんながみんな、よくできた親なら問題ねぇんやろうけどさ。



親族をはじめ、近所のおっさんおばさん、通学途中のお店の人
親が伝えきれないたくさんの大切な事を、地域からもらって育つのって
子供にとってすごい恵まれた環境やと思うんよ。


歩けば危険とぶつかるような今やけんこそ
小さな枠組みの「共存意識」が必要なんやねぇんかな。


わたしだけ
おれだけ
うちの子だけ
うちの家族だけ


おじいさんに教えてもらった、地域の中での「共存」。

実際のところ、今の社会で実践可能かっちゅうと
そこにはいくつもの問題があるんやろうけど

個人主義が叫ばれる世の中に生きる僕らには
意識を少し外に向けるくらいが
ちょうどいいバランスなんやろうなっち感じた小一時間でございました。




近いうちにこないだのライブ報告書くよ~。

| 日々を奏でる | 20:31 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |