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日々を奏でて三千里。

唄うたいしんいちのブログ。 気になるコトや頭にきたコト 喜びや悲しみやお茶漬けや秋ウコンまで。 音楽人としていかにあるべきかを 適当に綴った渾身の日記です。

2008年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年01月

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いいお酒だ。

僕は

「タッチ」を読んで

高校から野球を始めました。


うん、影響されやすいタイプね。あいのう×2。


ほんで当時15歳の僕は

孟子・荀子の論争とかじゃなく

和也の死を

どんな風に受け止めるべきかを

真剣に悩んだことを鮮明に覚えています。





多感な時期ですから

何のために産まれ

何のために生きるのか

このテーマの答えを追い求めていました。

もっとも自殺願望の強い時期です。


多くの人と同じように

どこで、どう死ねば

迷惑をかけず消えることができるのか

そりゃー本気で考えたものです。






時は流れ

失意とオルガニズムのジェットコースターは一時休止。

お嫁ちゃまがいない夜に

ポテトチップス食べながら

酒を飲んでいるわけですが。




今。

当時の僕が

今の僕の目の前に現れ

会話できるのであれば

何を話すだろう

とか考えてました。





あなた、どうします?

思春期の自分が目の前に現れ

大人になった、大人と認識される年齢になった現在の自分に

当時の不満や猜疑心

希望や恐れや欲望や甘えをぶつけられた時に


自分の人生をかけて

手渡せる言葉がありますか?


その言葉が絶対であるかどうかは置いといて

テクニックでなく

欺瞞でなく

適当でなく

かっこつけでなく

自己満足でなく

その場しのぎでない言葉を、


確実に時を経て

10数年生きてきた証として

何らかの形で伝えることができますか?






自分自身に一生懸命で

周りの人に迷惑ばかりかけ

それでもやはり思っているようにはなかなか事は運ばず

小さな世界の中でバタバタと暮らしている今の自分に

あの日の僕はがっかりするんじゃなかろうかと


「んなこたない!おりゃ立派にやってんぜ!」と背筋伸ばしてみても

やはり波平のような強さは無く。





欲張ってんだね、たかだか30歳が。

困ったマセガキなんやの。





周囲のかっこいい人達を見て

少し焦り気味な仲冬の宵月夜。

外見りゃ月も出てねかったなてやんでぇ。




自分の成長を測るものさしに

他人は関係ねぇ。反芻せよ。


昨日の自分と比べて

今日24時間生きた自分が

何を積み重ねてきたか

この一点のみ。








何のために産まれ

何のために生きるのか。







短い足、狭い歩幅

ちかっぱ広げて踏み出せ、俺。





グジグジ言うてもやるしかねんだ。

やったろやんけこんにゃろめが。



その前にてやんでぇ。

お湯割りおかわりだぜ、すっとこどっこい。

| 日々を奏でる | 02:20 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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