fc2ブログ

日々を奏でて三千里。

唄うたいしんいちのブログ。 気になるコトや頭にきたコト 喜びや悲しみやお茶漬けや秋ウコンまで。 音楽人としていかにあるべきかを 適当に綴った渾身の日記です。

2011年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年12月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

血祭りの果て。

昨夜の続き。




その後も進むアルコールと共に

テンション急上昇のお嫁ちゃま。

友達に久々に会って嬉しかったんかいな。




夜も更け

僕らの熱い音楽談義に花が咲く頃

「・・・あのぉ、ちょっといいですかー?」

含み笑いのお嫁ちゃまが

小さなカップに白い液体を入れて持ってくる。




「てれれれってれー!オニオングラタンごぼうスープ!」

ドラえもんの道具を出すときの音楽と

威勢よく突き出した彼女の手から滴り落ちる

大量の血液。


「・・・手ぇ切っちょるじゃねーかっ!!血!血!」

あまりにも唐突に訪れた惨劇。

慌ててティッシュで拭こうとする僕を静止しながらお嫁ちゃま。

「これは摩り下ろしたごぼうをな!なっ!?

オニオングラタンスープに入れた新作っ!!」



ここにきてスープの説明。


「どーでもいいけど血が出よるじゃねーかっちゃ!」

「そう!どーでもいいんよ!血は!

飲んでみて!これ!新作はい!はいっ!!」


もはや血まみれのカップを

ゴリゴリと僕に突きつけるお嫁ちゃま。



飛び交う怒号。

血に染まるカーペット。

これはもう事件だ。

蒼白になった友達の顔がその悲惨さを物語っている。





「美味しいけど血の匂いがする!以上!はよ血止めるぞ!」

結局、一口飲まんと話が進まず

すすった味は鉄の味がしました。

「鉄分取れてよかったなぁ♪」

流水で血と傷口を洗いながら

どこか満足げなお嫁ちゃま。




20分後。

彼女は便所に倒れこみ

げーげーしながら大人しく寝てました。









恐怖!!

| 嫁を奏でる | 12:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |