マジメに音楽の旅。
日本を旅しようと決めた時
アコースティックギターも一緒に車に乗せてった。
理由は2つあって
1つは旅の資金稼ぎ。
ゆずも当時まだデビューしてなかったし
ストリートミュージシャンってのは希少だった。
今では風景の一つであるかのように素通りされてしまうのが常だけど
あの頃は「お?こげなところで唄いよる奴がおるぞ?」と
色んな意味で目立っていたから
好意的に感じてくれる人からは、よく「おひねり」をもらえていた。
一晩で数万円稼げる日もざらにあり
他に期待できる収入源がなかった僕にとって
旅と音楽は切っても切れないものになった。
ほんで2つ目。
コイツが本日のミソで
友達を作るためのギターでもあった。
「あの・・・すいません。もしよかったら友達になってくれませんか?」
コンビニを出ようとしたときに
きったないカッコしたうつろな若い男に声をかけられて
「うん!いいよ!」と快諾してくれる人間がどのくらいいるだろう?
街で唄っていれば
誰かしら向こうから声をかけてくれた。
中には飯をおごってくれたり
居酒屋に連れて行ってくれたり
「うちくる?」って誘ってくれる人も少なくなく
ピンク色の想い出はさておき
とにかく友達があっというまに出来てしまうという力が
当時の街唄には大いにあった。
そこで知り合った全国の友達で
今なお連絡を取り合う人もいるし
彼らとは間違いなく「音楽」で出会い、繋がったのだと思う。
そして現在。
僕は今も音楽で沢山の人と出会っている。
周りを見ても
その繋がりで出会った人が、友人の多くを占めている。
時に音楽自体の価値を小さな尺度で勝手に決め付けてみたり
色んなものを背負わせたり着飾らせたり
大きく膨らませたりしぼませたりもしてみるけど
ただ一つ、間違いないことは
僕は音楽によって多くの仲間と出会えていること。
音楽によって人生の、命の輝きが増していること。
秋の空見上げながら
ふと、つくづく思ったの。
べたなロールプレイングゲームみたいなもんやね。
一生幸せに暮らすのに充分なほどの宝物の存在を知った主人公は
それを探すために1人旅に出る。
その旅の中で出会う沢山の仲間
数え切れない苦難や挫折
歩む道が違うがゆえの別れ
そして再会。
僕は音楽と出会ってから今日まで
紛れもなくこんな旅を続けちょるなぁっち感じるん。
歩みの速度は少しづつ変わってはいくけど
時々迷いながら、寄り道しながら、後戻りしながらでも
旅を続けちょる。
ほんで
たどり着く先にある宝箱の中身は人それぞれで
僕のはきっと空っぽなんやろうな、とも思う。
その後に
光輝く空から降りてくる女神様が教えてくれる
「一生幸せに暮らすのに充分なほどの宝物」の正体もわかっちょるから
今は
たくさんの仲間と出会えるこの道を歩けることが
とにかく幸せなんです。
音楽と出会えて
本当によかったと思えるのです。
感謝。
いつまでも秋の空見上げながら
ふと我に返ると
物思いに耽りすぎ
薄暗くなってるのに、仕事終わってねぇくて
ジタンバッタン!!とやっつけた後に書きました。
HAPPY9月もそんなこんなで終了ですね。
今後とも真っ直ぐ行きますので
そこんとこよろしくどーぞ。
あ、
きゅーにこんなこと書いたけんっちゅって
コロっと死んじゃったりして
「しんちゃん、あんな日記書いた直後にねぇ・・・。本人は何か感じてたんかもねぇ・・・。」
とかはナシでお願します。
まだ今年の新米食べてないけんね!
それまで絶対死ねんのやけんね!!
| 音を奏でる | 19:28 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑
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