阿部真央PVに想う。
これすげーいーねー。
今回の表情、圧倒的にプロだ。
元々どんな子やったかは知らんけど
きっとこの数年でものすごい成長してるんやろな。
方々の唄仲間からずっと噂を聞かされてたのが4年くらい前。
曰く「すげー女の子がいるんだぜ!」と。
曰く「あの子は聴いちょくべきよ!」と。
僕は人のライブを観に行くのが苦手なんで
いつか一緒にやれる日があるだろくらいで思ってまして。
実現したのが3年前(?)の「鶴御崎ミュージックゲート」。
高校生だから電車で来てたらしいんやけど
いきなり寝ちゃって乗り過ごすという異才ぶりを発揮。
このあたりから少し違うね。ロックです。
さて初見ステージはといいますと。
やっぱりビビった。いるんやね、こういう子。
アコギ一本かき鳴らし、孤高の舞台にて叫ぶ阿部さん。
息を呑んで見つめ、聴き入る会場
彼女の中の幾重にも折り重なった生温かい感情が
歪んだ拡声器を通して客席を侵食していくような。
純粋であるが故の危うさが突き刺さってくるけど
不思議と心に残るものは清涼感に溢れていて。
変な気分でしたね。
「変な気分になりました」
さすがに言わんかったけど。
数ヵ月後
別のイベントで一緒になったんで
ドキドキしながら声をかけたら
「覚えてくれてました??」なんて言われて
女子高生がそんなこと言ってくれるもんだから
「そりゃあんた覚えてますよ!おっちゃん、君のことずっと覚えてた!」
さすがに言わんかったけど。
実に「気ぃ使い」っぽい話し方してたのが印象的でした。
プロの世界って
頭抱えてうずくまるような無数の想いと
とてつもない孤独が
一人の人間の中を猛スピードで交錯してるような
そんな印象を受けます。
詩も曲も求められるペースで書いて
事細かに添削されて
それを受けて書き直して。
目に見えない矢印に体中を突き刺されて
そんな環境下で、お客さんと純粋に音楽を通して向き合う。
タフなお仕事ですよ。
どんだけの人に支えられてたとしても、
常人じゃまともに立ってられん気がする。
やってんのよね、電車で寝過ごしたあの子が。
すげーなーと。つくづく思うのですよ。
もう売れるとか売れんとかじゃなく、とにかく立派。
僕が神様なら
とっくにご褒美やってるわ。
元気とか勇気とかとはちと違うけど
動画サイトで唄う彼女の姿から
なんかもらいました。
ありがと、阿部さん。
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